
「0・1・2歳児の発表会、何をしたらいいんだろう?」
毎日の保育では、手あそびやふれあいあそび、音楽に合わせた動きなど、子どもたちが楽しんでいる遊びがたくさんあります。
発表会だからといって、特別なことを一から準備しなくても大丈夫。普段の遊びの中にある、子どもたちの「楽しい!」を少しだけ広げてみるのもひとつの方法です。
今回は、乳・幼・研オンラインショップで購入できる音楽CDの中から、0・1・2歳児の発表会に取り入れやすい曲を収録した3作品をご紹介します。

乳児の発表会は「できることを見せる」より「いつもの姿を楽しんでもらう」
乳児の発表会には、子どもが自然に動きたくなる音楽を
0・1・2歳児は、決められた振り付けを最後まで踊ることを目標にする必要はありません。
音楽が聞こえると身体を揺らす。
保育者のまねをする。
好きなところで手をたたく。
ハイハイで動き出す。
友だちの動きを見て笑う。
そんな一人ひとりの姿が、乳児らしい表現です。
そのため、発表会の曲を選ぶときには、「上手にできるか」ではなく、「普段の保育で子どもが楽しめるか」を基準にしてみると、作品づくりがしやすくなります。
乳・幼・研の〈乳児向け音楽CD〉には、ゆっくりしたテンポの手あそびや歌あそび、スキンシップ、リズムあそび、表現あそびの曲がたくさん収録されています。発表会だけでなく、日常保育にも繰り返し使えるのが魅力です。
CD『ぴよぴよわらべうた』
わらべうたから音楽劇あそびまで。乳児の日常に取り入れやすい全19曲
最初におすすめしたいのが、CD『ぴよぴよわらべうた』です。
対象は乳児~2歳児で、全19曲を収録しています。
「一本橋こちょこちょ」「でこやまでこちゃん」など、ふれあいながら楽しめるわらべうたをはじめ、体操、指あそび、リズムゲームなど、いろいろな遊び方ができるCDです。
〈曲目〉
- にぎりぱっちり
- でこやまでこちゃん
- ちょちちょちあわわ
- おおまめ こまめ
- わらべうた トントコたいそう
- 1本橋コチョコチョ
- ぞうきんつくろう
- こどもとこどもが
- アッチッチ コロッケ
- せっせっせおんど
- おはぎのよめいり
- なにもろた
- 【音楽劇あそび】まてまておむすび
- おちたおちた
- ぺったんうさぎのおもちつき
- ゲンコツ山のジャンケンポン
- おちゃらか
- あんたがたジャンケン
- これっくらいのおべんとうばこに(パワーアップバージョン)
この中から、特に発表会におすすめの2曲を、曲番順にご紹介します。
【5曲目】わらべうた トントコたいそう|2分59秒
「おおなみこなみ~」「いもむしゴロゴロ~」など、わらべうたで親しまれているフレーズを取り入れた、わらべうた風の体操曲です。
両足とびやかけ足など、子どもが取り組みやすい動作が繰り返し登場します。子どもの身体的な発達も感じられるため、発表会にもおすすめ。2歳後半から楽しめます。
【13曲目】音楽劇あそび まてまておむすび|3分22秒
保育者がくまさんになり、子どもたちはおむすびになって遊ぶ音楽劇です。
おむすびがころがって草の中にかくれ、くまさんが見つけようとする……というお話を、繰り返しながら楽しみます。
乳児クラスでは、保育者が物語を進め、子どもたちがその世界に入っていく形にすると、無理なく楽しめます。保育者の「まてまて~!」に合わせて、子どもたちがおむすびになって自由に動いてみましょう。
CD『ぴよぴよわらべうた』は、こんな発表会に役立ちます
- 保育者とのやりとりを大切にしたい
- ふれあいあそびを発表会につなげたい
- 0歳児も無理なく参加できる内容にしたい
- 日常保育でも繰り返し使えるCDを探している
そんなクラスに取り入れやすい一枚です。
発表会が終わったあとも、日常のふれあいあそびやリズムあそびとして使えるのも嬉しいところです。
CD『にんじんチャチャチャッ』
ミニオペレッタから乗り物の表現まで。発表会の「出し物」に使いやすいCD
「もう少し発表会らしい出し物にしたい」
そんなときに候補にしたいのが、CD『にんじんチャチャチャッ』です。
対象は乳児~3歳児。全12曲が収録されており、乳児が動きやすいよう、ゆっくりしたテンポで構成されています。指導書と楽譜も付いています。
〈曲目〉
- さんびきのヤギとトロル(乳児向けミニオペレッタ)
- にんじんチャチャチャッ
- チャイムならして
- 小さな庭
- おやさいトントン
- ラッパはプププウ
- 1さい おめでとう(歌入り)
- 1さい おめでとう(カラオケ)
- 乳児のリトミックーげんきなくるま大集合ー(セリフ入り)
- 乳児のリトミックーげんきなくるま大集合ー(カラオケ)
- なかよしメドレー ーむすんでひらいて ~ 大きな栗の木の下で ~ 糸まきー(歌入り)
- なかよしメドレー ーむすんでひらいて ~ 大きな栗の木の下で ~ 糸まきー(カラオケ)
この中から、特に発表会におすすめの3曲を、曲番順にご紹介します。
【1曲目】さんびきのヤギとトロル(乳児向けミニオペレッタ)|2分46秒
北欧民話「ヤギとトロル」を、1・2・3番の歌にまとめた短い音楽劇あそびです。子どもたちはヤギ、保育者がトロルを担当します。
「橋を渡る」「トロルに出会う」といった場面を、音楽と身体の動きで楽しめるシンプルな構成。保育者が物語を進めながら、子どもたちがヤギになって動くので、乳児の発表会にも取り入れやすい作品です。
【9曲目】乳児のリトミック―げんきなくるま大集合―|2分24秒
保育者の「バスですよ」という呼びかけをきっかけに、子どもたちが音楽に合わせて乗り物を表現します。
バスを運転するまねをしたり、乗り物の音に反応したりと、子どもたちが自由に動ける表現あそびです。乗り物が好きな子も楽しみながら参加できます。
【11曲目】なかよしメドレー|3分44秒
「むすんでひらいて」「大きな栗の木の下で」「糸まき」など、おなじみの曲をメドレーにした作品です。
簡単な振付なので、特別な練習をしなくても楽しみやすく、発表会や誕生会などの出し物にもおすすめ。乳児向けに少しゆったりとしたテンポになっているのも嬉しいポイントです。
CD『にんじんチャチャチャッ』は、こんな発表会に役立ちます
- 短いミニオペレッタを取り入れたい
- 乗り物になりきって表現あそびを楽しみたい
- 元気なリズムあそびを取り入れたい
- 保育者と子どもが一緒に舞台を作りたい
そんなときに使いやすいCDです。
CD『でこやまでこちゃん』
乗り物好きの子にも!「のりもの だいすき」で自由に表現
3枚目は、CD『でこやまでこちゃん』です。
対象は乳児~2歳児で、全18曲を収録しています。
顔や身体を使ったふれあいあそびから、リズムあそび、親子ふれあいダンスまで、幅広い内容が楽しめるCDです。
〈曲目〉
- わらって おはよう
- ハナハナあそび
- こりゃ いい なすじゃ
- あかちゃん たいこ
- でこやまでこちゃん
- あたまはもじゃもじゃ
- げんきだよ
- てをあげて
- ともだちできちゃった
- りんごちゃん
- ふたりでね ねっ
- パパンのぞうさんゲーム
- ひっつきむしピョン
- やってきた サンタさん
- うどんさん ツルリコ
- てとて
- のりもの だいすき
- たまごのうたマーチ
この中から、特に発表会に取り入れやすい1曲をご紹介します。
【17曲目】のりもの だいすき』|1分46秒
いろいろな乗り物を表現する曲で、
1番はトラック
2番は飛行機
3番は電車
と、乗り物が変わっていきます。
歌いながら動作を楽しめる構成で、発表会や誕生会の出し物にも使える曲です。
「電車になって!」ではなく、「何に見えるかな?」
乳児の表現あそびでは、先生が動きをすべて決めてしまわないことも大切です。
両手を広げて飛行機になる子。
腕を動かして電車を表現する子。
その場で身体を揺らす子。
先生のところまで走ってくる子。
どれも、その子なりの「乗り物」の表現です。
「電車はこう動くよ」と振り付けを教えるより、まず音楽を聴いて、先生が楽しそうに動いてみる。
すると、子どもたちから自然に動きが出てくることがあります。
「教えた動き」ではなく、「子どもから出てきた動き」を舞台に残せる。
そこが乳児の表現あそびのおもしろさではないでしょうか。
CD『でこやまでこちゃん』は、こんな発表会に役立ちます
- 乗り物が好きな子どもが多い
- 自由表現を大切にしたい
- 1・2歳児クラスで発表会を考えている
- 親子で楽しめる内容のふれあいあそびを探している
そんなクラスにおすすめです。
3枚のCD、どれを選ぶ?
今回ご紹介した3枚は、どれも乳児向けですが、発表会での使い方は少しずつ違います。
| CD | 発表会で使いやすい曲・内容 | こんなクラスに |
| ぴよぴよわらべうた | 「まてまておむすび」「トントコたいそう」 | ふれあい・保育者とのやりとりを大切にしたい |
| にんじんチャチャチャッ | 「さんびきのヤギとトロル」「げんきなくるま大集合」「なかよしメドレー」 | ミニオペレッタや乗り物表現を楽しみたい |
| でこやまでこちゃん | 「のりもの だいすき」 | 自由な表現や乗り物あそびを取り入れたい |
乳児の発表会だからこそ、「いつもの遊び」を舞台へ
乳児の発表会を考えるとき、「何を覚えてもらおう?」と考えるより、「普段、子どもたちは何をするときが一番楽しそうなのかな?」と考えてみるのもおすすめです。
おむすびになって転がるのが好き。
先生との追いかけっこが好き。
車や電車が好き。
音楽が聞こえると身体を揺らす。
手をたたくのが好き。
そんな普段の姿をヒントに曲を選ぶと、発表会のために新しいことを詰め込むのではなく、いつもの保育が、そのまま小さな舞台になることがあります。
0歳児なら、保育者とのふれあいを中心に。
1歳児なら、まねっこや簡単な身体表現を加えて。
2歳児なら、少しずつ「なりきる」楽しさも取り入れて。
同じ曲でも、子どもの年齢やクラスの雰囲気によって、見せ方は変えられます。
発表会の日だけ特別なことをするのではなく、普段から曲を聴いて遊んでおく。そして本番は、いつもの保育室で見せている子どもたちの表情を、保護者の方にも楽しんでもらう。
そんな乳児らしい発表会を作るための一枚を、ぜひ探してみてください。
乳・幼・研では、日々の保育や行事など、年間を通して活用できるさまざまな音源を制作しています。
👉今回ご紹介した音楽CDは、こちらのオンラインショップからご覧いただけます。
